実は先日「尿もれ」体験してしまいました。
しゃがんで猫にエサをあげようとしたら、下着に流れる感触が。そのときはオリモノだと思ったんですけど、液体の量が多いし水っぽくて「あれ?これってもしかしておしっこ?」とビックリ。
だって尿意は特になく、おしっこをしている感覚もないのです。
尿意がないのに、何等かのことがきっかけで尿が漏れてしまうことを「尿もれ」と呼びます。
つまり私はまさにこの「尿もれ」を体験してしまったのです。
尿もれに悩んでいる人は意外に多く、尿漏れを経験したことがある方は、40代女性は3人に1人、高齢者層でも3人に1人いると言われています。
ただ、恥ずかしさのために人に相談できないで悩んでる人が多いので目立たないだけなのだそうです。
ちょっぴりホッとしました。
そしてもうひとつ、尿もれは「病気」のひとつであって、たくさんの人が抱えている症状であること、そして対策や治療すればよくなるということがわかりました。
そこで今回は多くの人が悩んでいるこの「尿もれ」の対策についてお話したいと思います。
尿もれしやすいケース
尿もれしやすい人、そして尿もれしやすいのはどのような時でしょう。
尿もれしやすい人
- 女性
- 出産経験者
- 肥満ぎみ
尿もれは男女ともになりますが、女性の方が多い傾向があります。
理由としては、尿道が男性に比べて短いこと、そして骨盤底筋が出産によって緩むことが関係しているようです。
骨盤底筋が健康な状態であれば、ちょっとした運動などでお腹に力がかかっても骨盤底筋の組織が反射的に尿道口を締め、尿もれを防ぎます。
けれども骨盤底筋が緩むと、尿道口を締めることができないため尿が漏れてしまうのです。
尿もれしやすい時
- 咳
- くしゃみ
- 大笑い
- 重い荷物を持った時
- トイレに行く途中
- 冷たい水
- 運動
- 冷え
咳やくしゃみをしたときに尿もれするケースが多く、なんと40歳代で尿もれ経験のある人では8割以上の人が咳やくしゃみで経験するようです。
また、しゃがんで立った時、大笑いしたとき、縄跳びなどの運動など腹部に圧力がかかったときも多い傾向があります。
尿もれのタイプ
尿もれにはいくつかタイプがあるので、自分がどのタイプなのか知ることが、尿もれ対策の第一歩になります。
腹圧性尿失禁
女性の尿もれで一番多いのがこのタイプ。
週1回以上経験している女性は500万人以上といわれています。
咳やくしゃみ、大笑いをしたとき、重い荷物を持った時、走ったり縄跳びなど、お腹に力が入ったときに少量の尿が漏れてしまうことがあります。
加齢や出産などを契機に骨盤底筋が緩むことが原因とされています。
切迫性尿失禁
急におしっこがしたくなったり、我慢できずに漏れてしまうのがこのタイプ。
トイレが近くなったり、駆け込むことが起きたりします。
脳血管障害などにより脳からの排尿の指令がうまくいかないことが原因になることもありますが、特に原因がないのに膀胱が勝手に収縮してしまい、おしっこをしたくなったり、失禁することもあります。
前立腺・膀胱・子宮などが原因となることもあります。
その他
溢流性(いつりゅうせい)尿失禁や機能性尿失禁があり、前提となる病気や、身体運動低下、あるいは認証などが前提としてあります。
尿もれ対策
尿もれ対策として、漏れる尿を受け止めるパッドを使用するほか、骨盤底筋を鍛えて尿の漏れを食い止める方法はいくつかあります。
太っている人ならダイエットする、骨盤底筋を鍛えるなど自分でできる努力はまずしてみましょう。
それでだめなら医療機関に相談です。
かかる科は「泌尿器科」です。
内服薬から手術までそれぞれのケースに合った治療があります。
尿もれパッド
尿もれパッドは各社いろんなものが販売されています。
男女の性別、自分の尿の量にあった商品を選びましょう。
尿もれパッドは生理用ナプキンと似ていますが、生理用が経血を受け止めるようにできているのに対しして、尿もれパッドは尿を受け止めるように作られているため代用ができません。
尿もれ目的なら尿もれパッドを買うようにしましょう。
また男性用、女性用でも違いますので注意しましょう。
骨盤底筋を鍛える体操
骨盤底筋トレーニングは尿もれの予防・改善に効果が期待できます。
なんでもそうですが、この体操も毎日続けることが大切。
尿もれ対策として頑張って続けてみましょう。
仰向けの姿勢
仰向けの姿勢になり、両ひざを軽く曲げて立て、足を肩幅に開き、からだをリラックスさせます。
下腹部の上に片手を乗せ、12~14秒程度、肛門や膣をお腹側にじわじわっと引き上げるようにしめます。きつい方は、最初は5秒ぐらいから始めてください。
- しめた後は、力を抜いて46~48秒程度、体をリラックスさせます。
- 1分間に行う「しめる」「ゆるめる」のサイクルを10回繰り返します(合計10分間)
床に座った姿勢
床に座り、壁に軽くもたれ、両膝を軽く開いて立てます。片手を下腹部にあて、からだをリラックスさせます。
その姿勢で12~14秒程度、肛門や膣をお腹側にじわじわっと引き上げるようにしめます。きつい方は、最初は5秒ぐらいから始めてください。
- しめた後は、力を抜いて46~48秒程度、体をリラックスさせます。
- 1分間に行う「しめる」「ゆるめる」のサイクルを10回繰り返します(合計10分間)
泌尿器科に相談
尿もれは病気というくくりではありますが症状の一つ、腹圧性尿失禁なら自分で骨盤底筋をトレーニングする方法をやってみましょう。
尿漏れは「病気」のひとつです。
それでだめなら医療機関に相談しましょう。
相談する科は「泌尿器科」です。
尿もれ まとめ
女性は言いずらい尿もれ。
けれども努力で防ぐこともできるし、治療することもできる病気です。
尿もれに悩んでいるの参考になれば幸いです。
正座をすると足には負担掛けますけど骨盤底筋が自然に緊張するので良いのだとか。少しずつ生活の中に取り入れられれば良いですね。
閉経後は少しずつ骨盤底筋が緩んでいくそうなので、引き締めるように努力していこうと思います。